【完】甘い恋よりもそばにいて
先輩はいつでも心の読めない人だけどなぜだか怖く感じてた。
今日はそれだけじゃなくて
あたし自身の抱えた問題もそれなりに大きかった。
「先輩、もう用は済んだんじゃないですか?」
様子のおかしい先輩を家から追い出すのも気が引けるけど。
これ以上、彼の前で平常心を保っていられるか自信がない。
「……泣けば?」
「……えっ」
「俺はお前がどんな悩みを抱えてるのか何も知らない。
だから助けてなんてやれない。
だけどお前を支えたい……」