【完】甘い恋よりもそばにいて
「あの私の彼の啓くんのこと…
莉華さんどう思ってますか……?」
……え…?
ゴクリと生唾を飲んだ。
首筋を一筋の汗が伝った。
いわゆる冷や汗ってやつだろう。
頭の中が?で埋め尽くされていくのが
自分でもはっきりとわかったあの瞬間。
ほんの一瞬、
何もかもすべてが
動きを止めたような気がした。
ほんの一瞬、
その時間で背筋が凍りつくような
危機と自分が隣り合わせであることを
理解した。