Apricot tea


「急に立ち上がるからだよ」


「ごめんなさい…」


冬矢の腕の中でしょんぼりしていると頭を撫でてきた



「こうゆうときはごめんじゃなくてありがとうの方がいいんだけどね」


顔を上げると優しく微笑んでいる冬矢と目があった




「ありがとう…」


あたしが小さく呟くと冬矢はさっきとは一変していじめっ子の笑顔になった



「激しくしちゃったのがいけなかったのかな?」


うっ………


そんな素直に言われるとはずかしすぎる!



「杏気絶するぐらいだしね(笑)」


カーッと顔がトマトのように真っ赤に染まる


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