秘密の恋愛レッスン

すると、和弥はふっと笑った。

「・・・俺も」

う・・・うそ!!
和弥も、好き?

私を・・・?

「ほ、本当に!?」
「ホントだっつーの!」
「うそぉ~」

嬉しくて、涙が出た。

「なんで、そんな驚くの?」
「だって・・・お父さんに言われて近づいたって思ったんだもんっ」
「んなワケねぇだろ。俺の意思だっつーの」
「じゃあ!私の部屋で、お父さんに『順調です』って言ったのは?」
「は・・・?ああ!あれは俺1人暮らしだから、色々聞かれたんだよ!」
「な、なんだぁ・・・!」
「そんなの気にしてた?」
「そんなのってねぇ~!」

私は色々と心配だったのに!

「まぁまぁ・・・じゃ、キスして?」
「なんでそーなるの!?」
「だって、彼カノになるワケじゃん?」
「だからって・・・」
「なに?俺のこと嫌い?」
「うう~・・・」
「しないと、俺からの激しいキスが待ってるけど?」
「ええ!?しますします!!」



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