秘密の恋愛レッスン
my 彼氏

「うふっうふふふ・・・」

和弥が私の彼氏・・・?
そんなの・・・
照れちゃうっ!

バシッと千晴の肩を叩く。

「いったぁ・・・ってかさっきからなんなの!?なんか、キモい・・・」
「ええ~ちょっとぉ、いいことがあってぇ」
「キャラ変わってる・・・」
「あのね・・・」

現在、登校中でございます!
そして、和弥と付き合ってることを報告しましたゼ!

「ええ~!?まじで!?良かったじゃん!」
「うふふふっふふ」
「こ、怖いから・・・」

だってねぇ、初恋が実り、初彼ができ・・・
恋ってこんなに幸せだったんだなぁ・・・

「号外!号外!!!!」

号外と叫んだ新聞部(秋原私立高校新聞を製作している)が慌ただしく新聞を配っている。

「号外なんて、珍しいね」
「うん・・・」

「「「・・・ひそひそひそ・・・」」」

そーいえば、さっきから私の方を向いてなんやらひそひそと・・・

「あ!ご本人が登場しました!」

そういって、私に近寄った新聞部員。

ご本人・・・?
なんのこと・・・?

「これは本当ですか!?」

ズイっと差し出された新聞を見た。

私はそれを見て絶句した。

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