極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
最近、拓馬が大学をサボってでも、私によく会いに来る。
その事を兄貴と夏輝に話すと、どこへ行くにも送迎付きになった。
私はマギーが運転する社内で、座席に体育座りをしながら、携帯をポチポチ…。
夏輝に“もうすぐ帰るよー♪”とメールすると、“あぁ”と、シンプルな、どこか寂しい返事。
…忙しいのかな?
愛「マギー?」
牧「何か?」
愛「夏輝は任務中?」
牧「いや、雄也さんと庭で日向ぼっこしてる位ですから、暇でしょう」
…そうなんだ…。
私は携帯を見つめて、返事をするか迷う。
しかし、左に曲がれば家に着く。
私は携帯を閉じ、車が停車した瞬間、飛び降りて、資料室へと走った。