極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
将人は夏輝を尊敬してる。

氷野米組も、夏輝を必要として居る。

俺は父親に電話をし、氷野組、全支部の幹部を集めるように頼んだ。

裏から攻めるしかない。

父親との電話を切ると、俺は夏輝の母親に愛理を預かって欲しいと連絡し、愛理にも“夏輝の実家に泊まれ”とメールをした。

病室に戻り、夏輝をどうにかして外へ連れ出し、俺の考えを話すと、夏輝は暗い表情で頷く。



雄「愛理と、居てくれるよな?」



夏「俺は…、今も昔も、愛理華しか大切に出来ねぇ。愛す事が出来ないんだ」



その言葉を聞いて安心した俺は、夏輝と別れ、家に戻った。



―雄也 SIDE END―




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