極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
俺はすぐさま、将人と空港へ向かった。

夏輝に電話するも、電源を切られて居た。

ーープルルル…

俺が携帯をジャケットにしまった瞬間、着信音。

再び携帯を取り出し、通話ボタンを押した。



雄「はい」



母『私だけど、夏輝とは会えた…?』



電話の相手は母親。

覇気のない声に違和感を感じながら、空港に向かってる事、夏輝の状況を話した。

日が暮れ、夏輝がもう飛行機に乗ってたら…と考えてると、母親が「病院に」と行った。



雄「何でだよ。夏輝は空港に…」



母「愛理華が…木下さん家で倒れて、今、救急車で運ばれたの…」



…倒れた…?

空港に向かわなければいけない。

けど…愛理華を放っておけない。
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