For four days.



「わりぃ」


元々口数の少ない彼。


たった3文字だったけど、彼の言葉の意味はすぐに分かった。


「ごめんごめん。全然気づかなかったー!」


うちらが机と机の間の通路でしゃべっていたせいで、彼は通れなかったのだ。


「ありがと。わりぃ」


そう一言言って彼は自分の席へと戻った。



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