5歳児少女の育成日記

「そうかぁ、お前黒瀬の妹か。」

「そうなんだ♪
夾くんは魅月の
おにいちゃんなんだよ。」

「あの黒瀬に
妹がいたとはなぁ。
あいつを見た限りでは
信じられねぇ。」

考えるような仕草を見せながらも、
口元はニヤニヤと笑っている。

「お前、これからどうするんだ?
やっぱり、黒瀬の所に行くか?」

「うん。
夾君にお弁当届けなくちゃ。」

この頃の魅月は妙な
使命感に燃えていた。

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