5歳児少女の育成日記

「あっ!!夾くんだ!!」
「おっ?」

魅月は前方に夾の姿を見つけたのか、
目をキラキラと本当に光るように開き、
大きなクマのぬいぐるみを
両手いっぱいに抱きしめ
テテテッと走って行った。


どうやら夾は、
前方にある自販機の前のベンチにて、
ベンチの背に片手をかけ、
足を組んでずいぶんと傲慢な態度で
ジュースを飲んでいるらしい。


夾も、先ほどの魅月の声が聞こえたようで
魅月が駆けてくるのを横目で眺め、
飲んでいた缶を自分の横に置くと
めんどくさそうにゆっくりと席を立ち、前方。
つまり魅月が駆けてきている方向へと手を差し出した。

「おぁっ!?」
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