先生は蒼い瞳の狼くん





「あ、あ、あのさ、瑠花?」


「ん…なに?」



ごくんと、唾が喉を通る


「私って…いや…っ」


「いや?」


「いやら…」


「は?なに?」


「だからっ…いやらしい…かな」



先生に言われた単語だけを素直に伝えると、瑠花は唖然としてから目を見開く



「る…瑠花?…」


「え…ちょっと、それ、ちーちゃんに言われたの?」



「いや…それは…」



そうなんだけど、頷いていいものか…


「って、ゆーか…そんな事言われるって事は"何を"したの?」


「…う」


次から次に飛んでくる質問に言った事を後悔するのはすでに遅くて…



「…瑠花…」



先生には悪いけど、私1人で悩むにはこのことは大き過ぎる問題だ



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