先生は蒼い瞳の狼くん
「そう言えば、この間…ちーちゃんのヤツ告白されてたな」
「え!?」
「!」
振り向いてニヤつく龍之介くんに瑠花は興味津々に彼に詰め寄る
「うそ!え、何年生!?」
「一年生」
「あちゃー…ちーちゃん油断したな」
「自分に自信があったんだろ。一年の黒木って名前で一番可愛いいからな」
「……」
「そうなんだ…それでプレイボーイな龍之介くんはもう味見しましたーってヤツ?」
「えっ!?」
瑠花が言う言葉に反射的に声を出すとノートを書く手を止めて私をじーと見る
「サラ、そんな軽蔑な眼差しで見るな」
「あ、いや…」
軽蔑はしてないけど、否定しないって事は手を出した事は認めるんだ…
「龍之介くん、否定しないからやっぱり手を出したんだ、最低ーだって」
私のマネなのか、瑠花がいつもと違う声で私の思ってる事を口にする
.