先生は蒼い瞳の狼くん
「…雪村?」
「…あ」
ドキッと胸が鳴り、私は息を飲んで中に入ると先生が微笑みながら口を開く
「野良猫ちゃんが何かようか?」
「…え?」
の、野良猫?
「わ、わたし…ですか?」
「あぁ」
野良猫って…なんで?
そう疑問に思うと、先生は私が持っている鞄を見る
「それ、龍之介のか?」
「え?あ、はい。あの龍之介くんは…」
チラリとベッドを見るけど、カーテンは開いていて誰かがいる感じはしない
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