120秒の恋
「確かに普通じゃ有り得ないかもね」
「・・・」
「でもほら、里美は普通じゃないし」
「?」
「フフ。変な意味じゃないよ」
直子はオレンジジュースのボトルにストローをさすと、氷をかき混ぜながら
「里美さぁ、朝倉先輩のこと覚えてるでしょ」と言った。
朝倉悠。
私に告白した先輩。
高校一年の夏のことだ。
「あの時、クラスの誰もが里美はOKすると思ってた。
だって朝倉さん、あの頃からモデルの仕事するぐらいイケメンだったし」
「それを断るなんてあの子どうかしてる。って、
そのあと散々言われたね。フフフ」
「里美が、顔だけで男を選ばないという証明にもなった一件だよ」
「典型的な遊び人タイプだからね。朝倉さんは」
「・・・」
「でもほら、里美は普通じゃないし」
「?」
「フフ。変な意味じゃないよ」
直子はオレンジジュースのボトルにストローをさすと、氷をかき混ぜながら
「里美さぁ、朝倉先輩のこと覚えてるでしょ」と言った。
朝倉悠。
私に告白した先輩。
高校一年の夏のことだ。
「あの時、クラスの誰もが里美はOKすると思ってた。
だって朝倉さん、あの頃からモデルの仕事するぐらいイケメンだったし」
「それを断るなんてあの子どうかしてる。って、
そのあと散々言われたね。フフフ」
「里美が、顔だけで男を選ばないという証明にもなった一件だよ」
「典型的な遊び人タイプだからね。朝倉さんは」