ラブ&ブレーク!!【短編】
「やっぱ忘れてたか」
高志は笑って言うと、綺麗にラッピングされた箱を差し出した。
「はい、プレゼント」
「ありがとう~」
30センチほどの箱。
なんだろう?
あたしはその場で開けた。
中から出てきた物は――。
それを見た瞬間、
あたしはプレゼントを高志に投げつけていた。
「…バカに、してるの」
声をしぼり出す。
気を抜くと、泣いてしまいそうだ…。
でも、悔しくて。
泣きたくなんてなかった。
「あたしが身長を気にしてるって知ってるくせに!!」