ラブ&ブレーク!!【短編】
お願い。
やっと。
気づいたの。
「好きなの」
ずっと続くと思ってた。
そばにいることがあたり前すぎて。
高志のいない毎日なんて、考えられないよ。
あたしは体を縮こまらせて、高志の反応を待った。
なんか、怖い。
もし、このまま振られたら…
嫌な想像をしてしまう。
その時、腕を高志に引き寄せられた。
「ひゃっ」
「なあ、かがんで」
「へ? う、うん」
何がなんだかわからないまま、腰を折る。
すると――。