メロンパン
「今日はありがとね」



僕は玄関のところまで見送ることにした。

「思ったより元気そうでよかった」

「ううん、美羽のおかげだよ」

「これなら明日、学校で会えるね」

「一日で治る……かな?」

「大丈夫。私のお粥食べたから治るよ。じぁあね、バイバ〜イ!」

美羽は笑顔で手を振った。

僕も笑顔で手を振った。

美羽が見えなくなるまで手を振った。



少し甘かった美羽のお粥。

この味は忘れない。
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