under the blue sky*゚


『あの子は心が傷ついています。

私の店で働いてくれてる時は、
笑顔を見せてくれたりしますが…
本物の笑顔ではないでしょうね』

聞いてるだけで胸が痛い、
青谷の過去と今に繋がる話し。

思い出すだけでも
男のくせして情けない事に、胸が切なくなる。


『…私の憶測ですが、
彼女は体を売ってるかもしれません。

この繁華街でとても有名な"スター"として』


そう。

青谷はこの繁華街のスター。


でもその正体は、

心からの笑顔が出せない

ただの女子高校生なんだ。


そして俺は

そんな女子高校生に

優しさを教え込んでやる教師になってやる。



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