雨と太陽

少女との出会い

話は少しズレたが、
先日、

ある"日本人"の少女

の相談にのった。

その事を、ぜひ皆さんにお話したいのだ。

その少女は高校一年生、髪は黒色で目は二重、色白で人間界で言う所の

｢可愛い｣

若しくは

｢美人｣

と言うニュアンスだろう。

線は細く、身長は150㎝といった位だろうか。

その子と出会ったのはちょうど

"夕暮れ時"

で、私が水平線に差し掛かろうとした時、少女を見つけた。

その日は肌寒く、海辺にはその

"少女一人"

しかいなかったので、すぐに私の目に入った。

膝を抱え、波から２メートル程離れた所に座り、ずーっと私を見つめている。

そして波が少女の靴のつま先に差し掛かろうした時、少女の

"ガラス"

の様に透き通った、そして今にも

"壊れそうな瞳"

から涙が一粒、二粒と溢れ出してきたけれど、それでも少女は私を

"ずっと"

見続けていた。

私は波で少女が濡れてしまうのと、涙の理由が気になったので少女に

"声"

をかけた。

｢靴が波で濡れてしまうよ…｣

少女は

"一瞬"

びっくりした表情をしたが、

次の瞬間、

更に大粒の涙が少女の瞳から溢れ出てきた。

その大粒の涙の理由は私の

"声"

に驚いたせいかどうかは今でも分からないが、私は少女の事がとても気になったので、すぐに

"雨"

に頼みに行った。

｢なぁ

"雨"

、ちょっと気になる子がいるのだか、少しの間仕事を替わってくれないか？｣