僕の仕事は女王様!
6話


男の魔法使い……


クラウスに聞いた事がある、男でも稀に魔法力を持って生まれてくる人がいると。

しかも、男が魔法力を持つと、普通の人の何倍もの力が備わるとか。

このレスターと名乗った少年が、特別な力の持ち主なんて信じがたい。
でも、この城の中に入ってこれたのだから、普通の人じゃな……


「ハックシュ!」


考えを巡らせていると、体が冷えてきたせいでくしゃみが出た。

自分が外にいる事、すっかり忘れていたよ。


「中に入って話さない?」


そんな僕を見ながら、クスクスと笑っているレスター。


うん、中へ入ろう。


レスターの事信用したわけじゃないけど、僕に危害は加えない気がする、なんとなく。



< 40 / 187 >

この作品をシェア

pagetop