幼なじみ? ありえねーっしょ



美「……う!しゅう!」


ん……なんか聞こえるけどいっか。



ぐー。





美咲「しゅー!もうホームルーム終わったよ!バイト!!」



俺「……スヤ……。」




美咲「ぉーぃ。起きないとちゅーしちゃうよ?」





ん……。なんか柔らかいのが当たった気が……。



俺「……ふぁ~……。眠い…美咲、いま何時?」



美咲「よ、4時15位だよっ!!」




何こいつ顔真っ赤にしてんだ??



つーか4時15…??


俺「やっべ!!!!バイト半から!!!じゃあな美咲!」





うぁー!!やべぇよ、遅刻しちまう!



チャリとばせば10分かかんねぇけどやべぇ!



階段をすっ飛ばして校舎を全速力で駆け抜ける。



駐輪場に着くと校門に向けてチャリを漕ぎまくる。



美咲「しゅー!」



俺「あぁ!?!?どけーー!!!!!」



あいつ、校門塞いでやがる---!!!!




美咲「やだ-!!!乗せて!!」




流石に乗せたら遅刻だ。



仕方ねぇ……。



俺「家でゲームしてていいからどけ!あとでクレープおごってやるから!」



ニコニコしながら手振ってやがる。



くっそ~。


でも背に腹はかえらんねぇよ。








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