借金取りに捕らわれて
でも林田さんだったら話しても大丈夫だよね?

きっと話したら分かってくれる。




「実は…そうなんです…
でも!!これには深い事情があって…
私、借金の連帯保証人になってしまったんです!!
お願いです!!会社には黙っていてくれませんか!?」


私は林田さんに頭を下げた。


「柏木さん、頭を上げて下さい。会社にも誰にも言いませんから。」


「林田さん…
ありがとうございます!!」



「その変わり、何かあったら僕に相談して下さい。良いですね。」


顔を上げると林田さんは私にニッコリ微笑んだ。


「はい!!本当にありがとうございます!!」



なんて林田さんて良い人なんだろう!!

あいつとは大違いよ!!



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