神人~禁断の地~

繰り返される歴史

静かに風が吹くセントキルの街。街の中で一番大きな屋敷だが、今は見る影もなく、跡形もなく崩れ瓦礫と化していた。
そんな瓦礫の山の一部が突然吹き飛んだ。
ドゴーン!
大きな音を立てて出来た隙間から、瓦礫を押し退けバースが出て来た。
「くそ…両腕が折れるところだった」
ゲインとの戦いで使えなくなった右腕の代わりに、左腕で風を使い瓦礫の下から出る事が出来た。
「あの野郎のせいでまたボロボロだ」
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