キミに捧ぐ

*SIDE颯大




「おいっ!?」


だんだん支えるのがキツくなってきた



「す~…」



あーもう!!寝ちまったし


「おもっ」


大人の男一人がどんだけ重いとおもってんだよ


あ、お互い様か

前は俺だったし



「はぁ~…」



まさか…悠真に知らされるとはな



楓があんなこと思ってたなんて

想像もしてなかった


「びっくりだよ…」


独り言が白い息と共に空気中へときえてゆく




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