キミに捧ぐ

*SIDE楓





「こんばんは」




「……こっこんばんは」




「どうしたんですか?具合でも?」



「えっ、あ…まあ…ちょっと?」




葉月楓、只今ピンチです。



「フッ…そんなわけないだろう?
今診察したばっかなんだから」


鼻で笑った!?


「そ、そうでしたね…」




「で……?」




「すみませんでしたあ!」



座っているままで頭が膝につくぐらい誠意を表した




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