キミに捧ぐ

新しい一歩



*side修汰



昨夜は初めて楓が泣いてるとこをみた



前に

僕が病気だと告げたときに、そうですか、と、頷いただけだった



強い子だなぁと思ったのは間違いで、実は弱いんだ



ただ楓は人に頼ることを、甘えることを知らないだけで。

誰かに助けてもらいたかったはず


今はそう思える






キミを苦しめるものは僕が取り払おう


キミが強がるなら僕がその殻を破ろう



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