ダーリンは金髪ヤンキー!?

「まだ時間があるから来ちゃった♪」
と言って俺に近づいてきた。

キモ… 離れろや…。

すると渡部は教室のドアを見るとニヤリと不気味に笑い手を繋いできた。
指もしっかりと絡める。

キモい… 鳥肌がたつ。

「雄大～♪大好きぃ！」
とまで言ってきた…
俺はとりあえず「あぁ。」とだけ返しておく。

すると上川が叫んだ。

「美和っ!!」

美和…??

俺がドアの方に目をやると
美和が倒れていた。

俺が駆け寄ろうとすると猛に止められた。

「お前は来んな。俺が運ぶ。」

ちっ…猛のヤロー

「テメェ…」

俺は猛の胸ぐらを掴む。

「立石…やめろ。」

今度は上川だった。

「美和にお前は必要ない。」

「んだと…」

「好きな女を泣かせるような最低な奴は美和ちゃんにはいらない。」

クソっ…

俺は耐えられずにその場から逃げた。