梶山書店物語〈零〉
「こんなに沢山あると何処に何が、あるかわからないわね」

「そうですね…」

書店に働き始めて半年が経つ。

年配の人達が多いし、周りはパチンコ屋に囲まれてる。

地元の人でも気付かない人が多かったりする。

だって、パチンコ屋の2階に書店があるのだから。

半年の自分でも未だに何処に本が、あるのか判っていない。

「もう、辞めたいなぁ…」





< 1 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop