梶山書店物語〈零〉
気付く予感
東雲さんを朝まで俺の家に泊まらせたのには成功した。

けど、徹夜だ。
東雲さんは寝ようとしなかった。

俺も負けじと眠らず東雲さんと話した。
東雲さんを、もっと知りたいってのもあった。

東雲さんは「はぁ…」「まぁ…」しか言わないけどね。

だから、俺の話をした。

お互い徹夜明けだから、東雲さんも仕事クダグタだろうな。





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