梶山書店物語〈零〉
品だしが終われば、予約されてる、お客様や定期講読〈毎月・毎週の雑誌を先に取って置き、お客様カードに挟んでおく、名前を告げれば取り置き棚から出す〉、注文されていた本を別けていく。

これが、けっこう責任重大だ。
間違って出してしまい他の人に買われて品切れにした事も一度や二度はある。

謝って許してくれる人もいれば怒鳴られ、ひたすら謝った事も…しばしば。

別け終われば、入荷した事をお客様に電話していく。

最初は怪訝された声だか書店だと言えば、すぐに「あら~」と声高くなる。






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