。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
出逢ってしまった

死体!?






いつかこんな日が来るんじゃないかと思ってた。









あたしは庭に埋められた大きな桜の木の根元に横たわった男を見下ろした。


桜の花びらがひらひらと宙を舞ってる。


ひらひら……


地面はピンクの絨毯が敷かれたようになってる。


その上に、男が一人おなかの辺りで手を組んで横たわっていたのだ。




思わず見惚れてしまうほどきれいな顔をした……あたしとまだ同じぐらいの年頃の男だ。


あたしと同じ高校の制服を着てる。


こんなヤツいたっけ?






……って、そんなこと考えてる場合じゃなーーーい!!!





ちょっとどういうことだよ!?


あたしは慌ててしゃがみこむと、男の頬にそっと手を触れた。


長い睫が頬に影を落としていた。




冷たい……



サーーーっと血の気が失せていく。




じ……冗談じゃねぇっ!!!










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