。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
あたしは身を強張らせたまま、目だけを上げた。
すぐ近くにキョウスケの唇があって、あたしは思わず身を引いた。
ち、近い近いっ!!
あたしの顔が離れると、キョウスケもそれを追いかけるように顔をぐいと近づけてくる。
な、何なんだよ!!
か、戒助けて!!
横目でちらりと戒を見たけれど、あいつは気持ち良さそうにおねんね。
おい~!!!
そんな動揺を見破ったのか、キョウスケがふっと口元に涼しい笑みを浮かべ、顔を離した。
た…助かった―――??
キョウスケは机に肘をつくと頬杖を付き、あたしの方をじっと見た。
な、何だよ!
「こんなの反則ですよね。すみません」
気にしないで下さい。
そう言い置いて、キョウスケは再びごろりと畳の上に横になる。
な!
なんなわけーーーー!!!!