唇にキスを、首筋に口づけを



「狩人の幹部と結界師の幹部以外は全員狩に行け、


俺らだけで話す。もちろん、内田君も残るんだ。」




そう言われて、はい、と頷く結界師と狩人の上層部の方々。




俺はその面子に怯む。




この、俺のような若僧がこの方々に囲まれて話をすると・・・、



俺の胸の鼓動がこれでもかと高鳴っていく。




他の狩人や結界師が森に入って行き、



俺達は森の入り口付近で地べたに座る。





「さて、と。」



そう切り出す会長。




びく、


俺はビビったけど、真っ直ぐに会長を見つめる。





「話してもらおうか、
事の経緯を。」



そう言われて俺ははい、と頷く。





まずそのヴァンパイアのレベルの高さ、

そしてそのヴァンパイアを俺が仕留めきれずにヤツがゆりなを利用して間接的に復讐を試みていたこと。



警戒していたが、一瞬の隙をつかれたこと・・・。





そう話を終え、


うんうんと頷く会長が体勢を変えた。




「・・・それで?」



首をかしげた。




それ、で・・・。




俺はどくんとした。




一瞬何を話そうかと詰まってしまった。






「・・・君は何がしたい?」




・・・俺が怯んでいるのはほんの一瞬で、

俺がビビったのはほんの一瞬で、



それで、という後にまだ言葉があった。




君は何がしたい、と。





「・・・私は、

まだまだ未開拓の魔界、そして結界について調べたいです。



具体的に、

魔界は人間が行けるのか、


結界は結界師が入れるのか・・・」




俺はそう言って辺りを見渡す。





周りの皆様もうんうんと頷いてくれる。




「我々もまだ知らないことだらけ、


いい機会だ、
調べよう。」




そう会長が言うと、皆がはい、と言う。



「他のもの、意見あるか?」




そう話を広がらせる会長。





そして結界師のトップの女性が手を挙げる。





「私もまだ調査したりないところを調べるのは賛成です。



そして、わかっている限りのことを話します。



結界境線はあらゆる物体を魔界から人間界に入れることを阻むものです。


よって、
莫大な魔力を使っています、
まあ、世界中の結界師が結界境線をつくっているのだからそうでしょう。




私の予想からすると、

恐らく人間はその魔力に押し潰されて死ぬと思われます。



人間界に入り込むヴァンパイアも相当な魔力の高いヴァンパイアがなんとか入ってきているものです、

人間はひとたまりもありません。



しかし、

結界師はその結界境線の魔力を自らの結界境線以外の結界で弾くことができるとおもいます。



以上より、

人間は魔界に入れず、結界師は入れると思います。」




そう言うと、周りで更にてがあがる。




結界師の幹部のひとりだ




「今のも仮定の一つとしてそうだと思われます。



結界師が結界境線をくぐり抜けるとき、


私の意見としては、

自らが結界境線の一部になっているのだから、

結界境線以外の結界で弾いているのではなく、

自分がくぐるときのみ、結界境線の一部を弱めているのだと、私は考えます。」




そんな風にバンバン意見が流れる。



俺は結界に関してほとんど知識がないから、ただただ圧倒するばかりだった。



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