姉妹
どういうことかな
私のせいなのかな
これは、私たちの未来なの…?
そういって泣く弥生を見て、嫌な予感が付きまとって離れなかった
「弥生、その夢はいつから見ているんだ」
紫雨は真剣な表情で聞いた
「いつかしら…多分、妊娠が分かったころくらいから、毎日、少しずつ」
「毎日見ていたなんて…どうして言わなかったんだ」
「だって!こんなこと言ったら気味悪がられるかと思って!」
「でもそのせいで弥生は眠れなかったんだろう。これは弥生によくないんだ」
どうしよう
そういって涙の乾くこともない弥生を安心させるように紫雨は言った
「俺に任せろ」