姉妹
-でも、


美紅は改めて思う


-そんなのはもう嫌


自分だって幸せになりたいと


-そう思うようになったのは晴樹のおかげね


晴樹の人懐っこい笑みを思い浮かべた




-あ、なんだ…


美紅は電気がむなしく明るい台所でふっと笑った


-私は完全に一人ではないじゃない



だから絵梨花には負けられないし祖母との関係だってこのままにしておけない



-私にはまだまだやることがある



最大の問題もある




その時はもう目前にまで迫っている


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