姉妹
でも美紅のことを考えたときに浮かんでくる姿は
泣き虫で
みんなから悪魔と気味悪がられて
いつも一人で寂しそうで
友達と笑っている私を羨望の目で見つめる
一人きりで
一人きりで
そんな彼女に綺麗なまばゆい笑顔で手を差し伸べるのが
わたし、じゃなくて…あれ?
―姉さま!―
あれ、美紅?
じゃあ私はどこ?
―姉さま大丈夫?私と一緒に行きましょう―
手を差し伸べられているのは、私?
寂しそうにうずくまっているのは
同じ顔の人物を羨ましそうに見つめるのは
…私?