部活の天使2
俺はそのまま部屋を出ると、顎に手を添えて考える。

ん~・・・拓未の行きそうなとこなんて・・・

あぁ、体育館にでも行ってんのかな?

俺はとりあえず思い立った場所から寄ってみようと思い体育館のほうへ足を進める。

「くぁ・・・」

・・・ねっむ・・・

久しぶりにあんなに動いた・・・

で、また夜から毎年恒例の“アレ”をやるんやろうし・・・

面倒やな。

そんなことを思っているといつの間にか体育館の前についていた。

入り口が少しだけ開いている。

当たりみたいやなぁ・・・

体育館に足を踏み入れた瞬間、

ガシャーン!!

そんな音がした。

「西野っ!?」

聞き覚えのある声もした・・・

明らかに音は体育館倉庫の中から・・・

体育館を見回しても拓未の姿は見つからない。

つまりは・・・

俺は体育館倉庫の方へ目を向けて大きく溜息を吐く。

「なにやってんだか・・・」

そう言って俺はゆっくり体育館倉庫へ近づく。

扉を見て気づいた。

閉じ込められてるんか・・・

俺はとりあえずドアを

ドンッ!!

と大きく殴ると、

「・・・誰だ?」

扉の向こうからは籠もった声が聞こえる。

「俺~、麗やけど~・・・何しとるんや?」

そう聞くと拓未はしばらく沈黙してから、

「・・・閉じ込められた・・・」

悔しそうにそう言った拓未の言葉に、俺は、





  大爆笑した。





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