心はcloudy sky



「未紀も、家族も苦しませたくないから……」

「な、お前俺だってお前死んだら苦しむからな!ι」

「だって、品濃にとって俺の死は都合が良いだろう?恋敵が居なくなるんだし」

「お前なー…ι恋敵の前にお前は親友だから」


広也は、ビックリしたように俺を見た。


「品濃は、俺を親友だと今でも思ってくれてるの?」

「当たり前!」

「良かったぁ…嫌われてると思ってたから…」


広也は壁にもたれた。



「ったく…あっと、俺
塾あるんだ!じゃ、また明日な」

「おう!」


これが、俺の見た最後の広也だった。



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