心はcloudy sky



「待つよ、俺」

「……品濃、ごめんね
嫌ならうちから離れなよ」


うちは冷たく言った。

あんな切ない品濃を見ると苦しくてたまらない。


「嫌だ。」

「ふぅん。なら離れなよ」

「ちげーよ。離れるのが嫌なの」


「………ッ」

品濃は強くうちに抱き着いた。


「好き」

品濃は強く強く抱きしめた。



< 220 / 300 >

この作品をシェア

pagetop