Hearty Affection


「好きな人なんてさ、本当はいないんでしょ?」


あたしは怖くなって少しずつ下がった。

いつの間にか追い込まれて、
あたしはロッカーにもたれる形になった。

…逃げられない。


「ねぇ、僕と付き合ってよ。
こんなに津村さんのこと想ってるんだよ?」


目がイっちゃってる。

あたしは逃げようとしたけど、腕を掴まれて上手く逃げることができなかった。




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