君に嘘を捧げよう
『どうだっていいじゃん』
あの言葉がこぼれたのはきっと、考えるのが嫌になったから。
俺は練習のとき、いままで運動もルックスも勝てなかったカイに勝てそうになったのが嬉しかった。
約束がなかったらきっと勝ってたと思う。
でも約束という障害があったからできなかった。
すべてはアヤネのため。
だけどそのアヤネに怒られるし。
もうどうすればわかんなかったんだ…。
そのうえ条件つきだけど俺のためにいいわけ考えてくれたカイに八つ当たりして。
俺はどこまでサイテーな人間なんだろう…。
そして、そのまま謝れないまま俺は体育祭をむかえる。