さくら、ひらひら。
「…い!やよーい」
誰かがあたしの名前を呼んでいる。
うー…眠い…。
すると、頭を丸めた教科書らしきものでパコーンと殴られた。
その瞬間目が覚めたあたしは、「すみません、もう寝ません!」とクラスのみんなの爆笑覚悟で起き上って、シャッとシャーペンを構えて姿勢をただした。
「…」
しかし、待っていたのは沈黙。
えっ?どういうこと?
焦っていると、教室にはあたしたち4人しかいない。
「えっ!?どういうこ…」「国語はもう終わったし」
聖治の冷たい声が寝起きの頭に響く。
「へ?」
「やだ、弥生寝すぎ!先生呆れてたよ~」
と優依。
「ほら、だから次美術室!いくぞ。」
はいっ、と優依から美術の一式が入れてあるバッグを渡される。