さくら、ひらひら。





「あ、降りる駅だ!」


「いくよ~」




重い荷物を持って、あたしたちは電車を降りた。




もうそこは知らない場所。




4人で知らない場所にいるってなんだかすごく


新鮮で、


嬉しくて、


何ともいえないキラキラした気持ち。






「バス停どっち?」「こっち」



聖治がケータイの画面を見ながら左を指さす。




「じゃ、いこ!」




優依があたしの手を引いて走り出す。






< 24 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop