さくら、ひらひら。



「もー、ぼーっとすんなっ?」

優依が降りる駅だよ、と笑う。




「ごめん、また考えてた。卒業してから、の事。」


「だから考えすぎだろー」


と今度は大が笑う。


「あ、この後大ん家に荷物おいて行こう!」

優依がノリノリの声で言うと、

「おーぅ!行こうぜっ!」

「あー、もう何言ってもどうせ行くんだろ?」


「弥生は?行くでしょ?」




やっぱり、


「うん!」



大丈夫かな。





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