腐ったお姫様と腐った王子様の恋物語
日曜日。私は池袋の●ニメイトにいた。

「・・・ヤバい・・・吐血しそう・・・。」

店内に置かれた大量の同人誌を眺め、ひたすら萌えていた。

「えっ・・・何コレ・・・何このカップリング・・・新しい!!嘘!?こっちが攻め!?意外・・・。」


ここではどんなに叫んでも気にしない。だって・・・みんなそういう系の人だから。

「どうしよ・・・コレ・・・買おうかな?」

私が悩んでいたら、隣から叫び声が聞こえた。

「えっ!まさかのこのカップリング!?あ、でもすっげぇ良いな・・・。」

男の人の声だった。
声の方を見ると、帽子にサングラスっていう怪しすぎる格好の、


腐男子がいた。


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