しろうさ恋日記。
わたし………
何にも悪くない咲夜くんにごめんなんて言わせちゃった………っ
「その……大丈夫だから…………早く身体拭かないと、風邪ひく………」
優しい咲夜くんは、誤解をしたまま気遣わしげにそう言ってくれていて…………
わたし、最悪だ………!
声にしなきゃ伝わらないの…………知ってるのに……………!!
「…………ち…違うの………!
咲夜くんは、何にも悪くないの………っ」
「……………え…?」
ぐっとお腹に力を込めて、ぎゅっと両手は自然と握りこぶしを作っていた。
…………後は必死に前を向いた。
「は…恥ずかしくて…………!
わたし、咲夜くんのこと………変に意識…しちゃって………っ
ドキドキが止まらなくて………!なんか…なんか、やらしくて…………すごく、恥ずかしかったの………!」
「……………!!」