しろうさ恋日記。

わたしはただぽかんと真っ赤な顔の咲夜くんを見上げて………



そんなわたしに咲夜くんは…らしくないくらい早口で話し始めた。



「だいたい………白羽は全然やらしくないから………っ、

白羽がやらしかったら俺はどうなるんだよ………！


…………ずっと、抱きしめたいとか……キス…したいとか………考えてるのに…………！」



「……………へっ！？」



あまりにもストレートな告白にわたしからはなんともマヌケな声が出た。



だけど咲夜くんは構うことなく口を開いた。



「仕方ないだろ？

俺は、男だし………。


なにより……………白羽が好きで堪らないんだから…………！！」



「……………！！！」



驚いて目を見開くわたしからフイっと顔をそらすと



「……………当たり前に考えるに決まってるだろ……？

好きなんだから…………。」



「…………！」








『当たり前』だとそう言った…………。



わたしを『好きだから』だと…そう言った……………。