しろうさ恋日記。




びっくりし過ぎて、涙も止まった。



じわじわ現実感が沸いてきて、どうしたらいいのかわからなくて思わず固まった。



だけど、ドキドキ苦しいのに……あったかくて心地いいと………思ってしまった………。



「………っ、…………ごめん!」



そしたら、月城くんがわたしからバッ!と離れて、また驚いた。



「………ごめん。…その、いきなり………!………どうしたらいいか…わからなくて…………。」



月城くんは赤い顔で、顔を片手で覆ったまま……ほんとに困った感じで…………照れてる…………。



「~~~~!」



それにわたしの顔も真っ赤に染まった。



は…恥ずかしい……。



「う、ううん……っ。わたしが中々泣き止めなくて……!………おかげで、と…止まった…よ……?」



恥ずかしいけど、月城くんを困らせちゃってたら悪い……!



赤い顔を必死にあげて、月城くんの目を見つめて言った。



「~~~っ!」








だけど………月城くんはますます赤くなって、ふいっとそっぽを向いてしまった。








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