【完】K.T.N



もし、生きるための理由があったらあの時
飛び降りなかったかもしれないね…。



でもあの時はね。
私が私ではなくなっていた。
私…谷川楓という存在があの教室から消えさろうとしていたの。

だからかな?
だからこそ。
死ぬことしか考えてなかった。
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